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エール音響 1710Be

やはり素晴らしいと思う(ちなみに私のは振動板がベリリウムである)、他のツィーターを繋ぎ、どんなに理屈をこねてみても始まらない。


このツィーターと出会える運命と、出会えて購入出来た時と、購入させてくれた家内に感謝する。


しっかりしたシステムに、これを繋いだら最後、虜になるだろう、日本のツィーターの名機は、カンノ、ゴトー、オンケン、エールである。


シンッ!!とは確かに鳴るのだが、単純な音ではなくエアー感があり、多彩で色気があるのである、確かにTAD(ET‐703)のように優れたものも中にはあるが、これを聞いた後では、少し違うのである。


私はエール音響のツィーターを使ってこなかった訳ではない、しかしシステムがしっかりした今でないと、分からなかった、と言ったほうが良いのではと思う。


とにかくJBL 075のように、最後の最後の所でグシャッっと潰れるような、腰砕けのような柔な音ではないのである。


「色付けなく、強く芯のある音だと思う」予算が合えば使ってみる必要あり。


但し薄っぺらな、あからさまな高域は全く鳴らない、指向性が強く、磁束密度が高く、付帯音がないからだと思う。


一度聞いてみたら誰にでもご理解いただけると思う 。


但しかなり高額である、並のハイエンドスピーカーシステムをセットで購入出来る金額である、今のところこのツィーターを超えるものは多分ないと私は思う。






蝋びきの紐

ウエスタンスピリッツスピーカーケーブルは、プラス(ホット)が0.12mm108本の被膜単線で特注したリッツ線である。


グランドは普通の1.6mmPEW単線一本である、これに絹糸を巻きつけ作っている。


これらホットとグランド線を平行に保たせたい、その時使っているのが蝋びきの紐である。


散々色々な素材を試したが結局、音質的にも一番良く、一番作りやすく丈夫なのがこの蝋びきの紐なのである。


呼んで字のごとし麻糸に蝋を染み込ませてある、なので作り始めとエンドを縛り付けた時に緩まないのである。


この紐をだいたい2.5cm間隔で縛って留めて作る、昔のアンプなどの内部配線に使われる方法で、ハーネスと言う、ウエスタンスピリッツスピーカーケーブルと電源ケーブルはこの方式である。


縛る間隔で音を司る事が出来る、もっと細やかな間隔で留めれば音は中域に寄り、間隔を広めれば帯域の広い華やいだ音に聞こえる。


但し電源ケーブルはリッツ線でなく、プラスマイナス共に、1.6mm単線である。


このハーネスも綺麗に固く作れるまでにかなりの年月を要した。


私のオーディオケーブルの作り方は絶対平行である、ケーブルを捩ると帯域が狭くなる、その捩りを大雑把に作ったのがウエスタンであるが、私は絶対に捩らない。


この蝋びきの紐を今回大量に仕入れた、家内にネットで検索してもらった、この紐はネックレスやブレスレット等のアクセサリーに使われてるらしい、汗などに強く作りやすく丈夫だからであろう。


用途は似ている、丈夫なのでハーネスするのに優れている、昔は秋葉原のタイガー無線で売っていたが今は扱ってなかった。


今まで二十五年で三個位しか使ってない長いのである、今回は十二個購入した、多分もう必要ないだろう。


優れた紐である。






ホテルショー

我々はPeugeot(フランス車)308GTラインを愛車にしている、静かで穏やか走りは滑らか、その販売グループが一つの場所に集まり、毎年この時期にホテルショーを開催している。


先月ディーラーから連絡があり、招待されたので家内と行ってきた。


実に沢山の車メーカーを扱っている会社ファミリーである、我々が何時もお世話になっているのは、Peugeot船橋の若きホープYさんである。


ホテルの中はエンジンをかけることが出来ないので、ドライバーが乗り、後は総て手押しで搬入するらしい、凄い数の車である、考えただけで気が遠くなる。


でも楽しい一日だった、Yさん何時も楽しい会話をありがとう。


帰りに近所のショッピングモールへ寄り、注文していたマガジンラックを受け取って来た。


そして帰宅して、気になっていた低音用のパワーアンプの下に敷く板を五枚張り合わせ、まだ振動が気になったので、一番下に余っていたバスマットを敷いてから、その上に張り合わせた五枚の板を敷いて聞いてみた。


下からの振動を断ち切ると、やはり音には広がりと奥行きが追加された。


そして張り合わせた板とパワーアンプの下に、オーディオ用のインシュレーターを三個敷いた。


安定感と言うよりは、やはりパワーアンプの性能を最大限使いたいからである。


そして残す中音用と高音用のパワーアンプの下にも同じくインシュレーターを敷いた。


更に濃厚で穏やかな奥行きと広がりが出た、何日かで結果が出るだろう。


ホテルショーと音質改善を同時に体感出来た貴重な一日となった。






我々の日常

言葉は悪いが、最近我々はこう思う、残された母を穏やかに送ってあげる事、今これに時間をさいているといった方がいいのかも知れない。


以前は母の認知症が少しでも良くならないものかと、頑張った事もあった。


しかし何をやっても試しても母は壊れて行くばかり、もう駄目なのを悟った。


家内も以前は母を人間として扱ってくれていた、母は家内に対しあまりに毒を吐くので諦めたようである。


当たり前だと思う、先の見えない、良いことなど何一つない介護なのである。


若い頃の母は明るく活動的で聡明だった、色々出来なくなってきて、その理由が分からなくてイライラしてるのである、それでも色々考え、更に壊れる。


母が家内を自分に寄せ付けないのは、息子と言う世界一可愛い存在を自分から奪った唯一の憎い女だからだ。


多分頭が壊れ理性がきかないので、取り繕っていた言ってはいけない本音だけが残ったのだろう。


母には悪いが私は家内の見方である、そんなこと話すまでもないだろう。


しかし、自由はなくても少しでも面白おかしく、人生を穏やかに終えてもらいたい、今はそう思っている。


それにしても、こんな状況下でも 我々は結構楽しんでいる、人間とはいい加減でじつにたくましい生き物だ。


今日も珍しいシャンパーニュが入ったというので 、ソムリエの店へ伺って来た、そして何本か購入して来た。


我々は自分達が好きな作り手のシャンパーニュしか飲まなくなった。


いくら有名でも嫌いなものも沢山ある、逆に有名でなくても(日本人が知らないだけ)知る人ぞ知る実は有名な頑固な作り手もたくさんいる。


そんな事で、介護が大変でも楽しくしっかり息抜きはしているのである。


母を守る為に、母にはもう事実上我々しかいないのである、その我々が自らを追いつめないように息抜きが必要なのである。


しかし、遂に手が出てしまった、顔を殴った訳でないが、肩を叩きつっ飛ばしてしまった、母は一メートル程吹っ飛んで頭を打った。


しかし、母は暫くぶつぶつ言っていたが、三十秒程で忘れてしまった、それでも私を頼ってくるのである。


自分が情けなくなった。


私は次の日母に謝った、やはり覚えてない、ただ一言「ごめんな」と私に言った、話を理解しようとしているのだが、もう耳からの情報がないのである。


数日後、私は母に断捨離をして部屋を整理して、新たに作ったオーディオラックや、綺麗に片付いたレコードや部屋全体を見せた。


母は目を丸くして驚いていた、そう私の仕事を忘れていたからだ、母は一時間位私の部屋を離れようとしなかった。


まるで目に焼き付けるかのように、部屋を何度も何度も細やかに見ていた。


「母さん、これが俺の仕事なんだよ」母が降りて行った後、何故か涙がこぼれた。


もう二度と手をあげるのはよそうと思った、母の愛は無償の愛なのだから。






部屋が鳴ってきた

と言うよりは新たに現れた床が、オーディオに都合よく馴染んできた、とでもお伝えするべきか。


今まで汚くガラクタでいっぱいだった床が、やっと呼吸する事が出来た、そんな風に思える。


今までは見えるところしか掃除機をかけることが出来なかったが、やっと総てに掃除機をかけることが出来た、こんな当たり前の事すら出来なかったのです。


四年ぶりで茶色いカーペットを見る事が出来た、本来依頼したカーペットの色はダークグレーだった、ビルダーからのアドバイスでダークなブラウンにしたのである、初めてカーペットが敷かれたのを見て「綺麗だな」そう思ったものです。


この部屋でまともに床が見えたのは、引っ越してきて三ヶ月位だっただろうか。


少し前にスポットライトを明るいものに交換したので、それも相まってやっとオーディオを仕事にしている人の部屋になったと満足している。


クリアーな感じの音なのだが、音が濃く低音が更に下へ伸びて勢いがある、JBL独特なゴンゴンした音は微塵もない、全体的に穏やかで重心が低く端正である。


今までになかった鳴り方がたくさんある、今年の一月に家内と行ったウィーンフィルのニューイヤーコンサートの雰囲気そのものである、会場にいて包まれてるあの雰囲気、それがある、後は友と二人で行う二本のスピーカーのセッティングである、友が聞いて私がスピーカーを少しずつ動かす、簡単には決まらない、一回では決まらないが何度目かで決まるだろう。


付帯音が減り、分厚くパワフルになった、やはりガラクタの山はエネルギーロスになるのだと思った。


最早今迄聞いてきたJBL4560BKの音ではない、スピーカーやラックや機材の下に敷いた板の意味を知った。


現代のJBL程低い音階は鳴らないが、渋く端正な鳴り方をする。


断捨離と片付けをしてラックも作って本当に良かった、まだ慣れていないが、欲しいものは一目瞭然に見つかる、部屋が綺麗になった事で、やる気が沸いてきた。


色々気付いた、人間だらけた生活をしていてはいけない。


熊手もワンサイズ大きなものに買い換えた。


いらないものは二度と使わない、部屋にあっては邪魔になるだけである、そしてものには経年変化と寿命がある。


使わないで何時か使うだろうと床や箱の中に置いたものは二度と使う事はない、ならば処分した方がいい。


久し振りで出てきた床は、見ているだけで気持ち良さそうである、新たな音がたくさん鳴りだした。






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